先日ドイツで開催された、「TimeWaver World 2025 Day 1」の動画をご紹介します。
タイムウェーバーやヒーリーを開発したマーカス・シュミークは、ドイツ人物理学者であり、インドに渡り修道院で僧侶として修行していました。
フロリダ・ヴェーダ大学の学部長でもあり、現代科学とスピリチュアリティを結びつけるような働きをされている方です。
個人的に、マーカスには魂レベルで共鳴している感覚があります。
量子物理学、ヨガ〜ヴェーダ、スピリチュアリティ、癒し、などに関心がある方にぜひ見ていただきたいです。
この講演は「実践的量子物理学」というテーマで、大きく以下の内容を話されています。
・量子物理学と観測者の役割
量子レベルでは、現実は観測によって確定されること。
観測者の存在が「現実を創る」鍵であり、古典物理の世界観を根底から覆したこと。
・宇宙のエネルギーと情報フィールドの本質
宇宙には「秩序だったエネルギーと情報の流れ」があり、生命や癒しはそこから生まれること。
それは単なるエネルギーではなく、情報=意識の意図が宿る流れであること。
・人間の意識と神的創造力
人間は「宇宙意識の個別的表現」として、人生にユニークな答えを与える存在であること。
病気や葛藤は、宇宙との情報的つながりの断絶によって起こること。
・微細エネルギー治療と再接続の可能性
遠隔・非接触の微細エネルギー治療が科学的に実証されつつあること。
「宇宙エネルギーに再接続すること」が癒しの本質であること。
・情報フィールドテクノロジーと意識的な使い手としての役割
タイムウェーバーやヒーリーは「情報フィールドへのアクセスと再接続」を可能にする意識の拡張ツールであること。
それらは単なるデバイスではなく、使う人の意識がその効果の中心にあること。
タイムウェーバーやヒーリーは、日本では「願望実現マシーン」のように陳腐化されてしまったり、
理解できていない方から間違った認識で伝わってしまっていることもあるようですが、
本来は統合医療やカウンセリング、コーチングなど、様々な領域で活用することができるデバイスです。
ご興味がある方は、ヒーリーを活用したセッションも行っていますのでご連絡ください。
実践的量子物理学の導入
「実践的量子物理学」について話しています。
私がこのカンファレンスでどのテーマを選ぶべきか尋ねられたとき、即座に「量子物理学」、そして「量子物理学と情報フィールド」と答えました。
しかし、量子物理学というと非常に抽象的だということで、「実践的(プラクティカル)」という言葉を加えることになりました。
実用的である必要があるのです。
つまり、「実践的量子物理学」とは、日常生活において量子物理学をどう活用できるかということです。
量子物理学が現実を支えている
この世界に量子物理学に基づいていないものなど存在しません。
原子も、分子も、量子物理学がなければ存在できません。
古典物理学に従えば、電子は原子核の周りを回っているとされますが、実際にはそれだけでは説明がつきません。
電子は加速され続けているため、エネルギーを失って原子核に落ちるはずなのに、そうはなりません。
これこそが、ラザフォードや、原子モデルを初期に構築した人々が直面した「偉大な奇跡」でした。
量子物理学の先駆者たち
20世紀初頭には、マックス・プランク、アルバート・アインシュタイン、ヴェルナー・ハイゼンベルク、アーウィン・シュレーディンガー、ヴォルフガング・パウリ、ルイ・ド・ブロイなど、多くの天才たちが活躍していました。
まさに物理学の黄金時代で、多くの新しい発見がありました。
彼らが発見したのが、今日私たちが「量子物理学」と呼ぶ物理的現実の土台です。
あ、そうだ! 大事な名前を忘れていました。ニールス・ボーアです。
彼は「補完性の原理(principle of complementarity)」を提唱しました。
彼はこう言いました。
「量子物理学に衝撃を受けない人は、それを理解していない」と。
アインシュタインの衝撃と抵抗
アインシュタインは、量子物理学の基本原理を発見した一人でしたが、その結果に非常にショックを受け、「現実がそんなに意地悪なはずがない」と考えました。
彼は、「物理的現実」というものは、観測されようとされまいと存在するものだと信じていました。
つまり、全ての現象には明確な「原因」があり、その原因は常に「一つ」である。
これが「因果律(causality)」と「現実性(reality)」の原理です。
彼にとって神とは、「秩序」や「物理法則」そのものであり、人間の法律ではなく、自然界の普遍的法則だったのです。
特に光速が因果関係の上限速度であるという考えも、彼の信念の一部でした。
しかし、量子物理学の結果はこの信念を揺るがしました。
たとえば、粒子の位置は、観測される前には定まっておらず、宇宙のどこにでも「存在している可能性がある」のです。
現実性の崩壊と「観測」の役割
量子物理学の「現実性の原理」によれば、たとえば電子の位置を観測するためのトラップを設置して、「あ、ここにある」と確認した場合、その直前にはその近辺にあったはず、つまり観測地点のすぐ近くにいたはずだと考えるのが常識的な思考です。
けれども量子物理学によれば、観測前にはその位置は「完全に未定義」であり、宇宙の遥か彼方にいた可能性すらあるというのです。
それは非常に起こりにくいことではありますが、量子物理学における波動関数と「ボルンの規則」に従えば、確率としては存在するのです。
つまり「観測されるまでは現実ではない」という考え方が登場したのです。
古典物理学と宗教観の対立
こうした考え方は、啓蒙時代に登場した古典物理学の世界観とは真っ向から対立します。
古典物理学は、宇宙の始まりには誰も観測者などいなかったという前提に立ちます。
人間も動物も植物もバクテリアも、そしてウイルスさえも存在していなかったとすれば、観測者がいない中で宇宙はどう「存在」していたのかという問いが出てくるのです。
このような科学的世界観の成立は、非常に重要な人類の進歩でした。
なぜなら、それ以前の世界では「すべては神が創造したものであり、聖典に書かれていることだけが真理だ」という宗教的ドグマが支配していたからです。
このドグマのために、長年にわたって科学の進歩が妨げられてきました。
啓蒙時代の思考とカントの原則
その後、ヨーロッパの知識層を中心に「心の解放」が起こりました。
人間には神から授けられた知性があり、それを使って自由に疑問を持ち、問いを立て、答えを探してもよいのだという考え方が広まりました。
イマヌエル・カントは「すべての認識は感覚を通じて得られる経験に基づいている」と述べました。
これは、聖典に記された知識を絶対視する教会の考え方とは真逆の立場です。
当時の教会は、「感覚が何を伝えようと、聖書に書かれていることの方が正しい」としていました。
それに対して啓蒙思想は、「神が我々に知性と感覚を与えたのだから、それを正しく使えば、真理に辿り着けるはずだ」と主張したのです。
量子物理学と偶然性
こうした文脈で考えると、量子物理学は古典的な因果律を根底から揺るがすものでした。
量子物理学では、観測の結果は、観測の直前の条件によって「因果的に」決定されるのではなく、
「観測そのものの瞬間」に、確率的に決まるとされます。
観測の瞬間、波動関数は収縮し、無数にあった可能性の中から「1つの状態」が選ばれます。
その選ばれ方は「偶然による」とされます。
つまり、「偶然」と「因果律」は真っ向から矛盾します。
だからこそアインシュタインはこう言ったのです。
「神はサイコロを振らない(God does not play dice.)」
彼にとって神とは「秩序」でした。
すべてが法則に従っているという世界観だったのです。
量子物理学は最終理論ではない
ただし、ここで強調しておきたいのは、量子物理学が「科学の最終的な言葉(最終理論)」ではないということです。
かつて、古典物理学もまた「すべてを説明できる理論」だと考えられていた時代がありました。
ですがそれは誤りでした。
そして同じように、私たちが今量子物理学に対して抱いている「これがすべてを説明する最終理論だ」という期待も、いずれは打ち破られるでしょう。
人類の経験が示しているのは、どんな理論もいずれは超えられる、ということです。
とはいえ、ここ100年以上の間に、量子物理学を超えるまったく新しい理論が登場したわけではなく、今なお私たちはその原理を使い続けています。
そして実際、それは非常によく機能しているのです。
本日このあと、たしか昼食前になると思いますが、私たちが過去数年間に開発してきた非常に特別な新しい技術について発表します。
それは量子物理学に基づいたもので、皆さんもその内容、そして日々の仕事における実践的な効果に驚くことになるでしょう。
エメラルドゲート財団との対話
数週間前、ある旧友とビデオ通話を行いました。
彼とは以前、シリコンバレーのサンフランシスコで出会ったことがあります。
彼を紹介してくれたのは別の親しい友人で、彼の名前はジェイソンといいます。
彼は「エメラルドゲート財団」という財団のディレクターを務めています。
この財団は、1億5千万ドル(約225億円)の資金を持ち、世界最高峰の大学(ハーバード、イェール、タフツなど)での研究を支援しています。
資金提供の対象は、なんと「微細エネルギー(サトルエネルギー)治療」に関する研究なのです。
これは、世界中で見ても非常に革新的な取り組みです。
莫大な金額が、微細エネルギー治療という現象を科学的に証明することに使われているのです。
微細エネルギー治療に関する研究成果
ジェイソンは、彼らが過去数年間に行ってきた研究について報告してくれました。
たとえば、ハーバード大学との共同研究では、膵臓がんのような、通常の医学ではもう治療が困難な重篤な病状に対して、微細エネルギー治療の効果を調べたとのことでした。
また、激しい痛みを伴う「骨関節炎」などにも適用され、唯一の選択肢が強力なオピオイド系鎮痛剤というようなケースで、非接触・遠隔によるエネルギー治療が実施されました。
さまざまなヒーラーが協力し、肉体的な接触を伴わず、ただ座ってスピリチュアルな方法でヒーリングを行ったのです。
驚異的な科学的成果
この研究では、二重盲検法によって実験が行われ、疑いの余地のない成果が得られました。
複数の研究機関・大学で同時並行的に行われたこれらの研究の成果は、すでに論文としても発表されています。
私はジェイソンに、その論文の出典を送ってもらうようお願いしており、皆さんにも共有できるようにするつもりです。これは非常に心強い証拠です。
宇宙のエネルギーの流れと生命の形成
私はジェイソンにこう尋ねました。
「あなたはハーバードやイェールといった、非常に伝統的かつ科学的な環境の中で仕事をしているけれど、こうした結果に対して、どう説明しているのか?科学者たちにどのように説明しているのか?」と。
彼の答えはとても印象的でした。彼はこう言いました。
「私たちは多くのヒーラーと話し、多くの科学者とも議論を重ね、たくさんのカンファレンスにも出席しました。
そして、一つの共通した説明にたどり着いたのです。
それは、人間という存在は、本来『宇宙のエネルギーの流れ』とつながっているということです。」
生命形成の背後にある秩序
彼の説明によれば、私たちは一つの細胞から始まり、多細胞の生きた存在へと成長していく際に、この宇宙エネルギーの流れに包まれています。
つまり、胎児の成長、形態形成は、この「秩序だった宇宙エネルギー」によって導かれているのです。
この宇宙の流れが、生物の形を「奇跡的に」形成していく。
私たちはこの宇宙のエネルギーに抱かれ、育まれているのです。
そしてこのエネルギーは「秩序」と「情報(information)」の流れなのです。
情報フィールドという観点からの解釈
私は彼の話を聞きながらこう感じました。
「まさにそれは、私たちが言っていることと同じだ」と。
ただし、私たちはそれを「情報フィールド(Information Field)」と呼んでいます。
このエネルギーには、もちろんエネルギーとしてのキャリア(運び手)が存在しますが、最も本質的な性質は「情報性」です。
というのも、エネルギーだけではなく、そのエネルギーが「どの分子をどこに配置するか」という情報が必要なのです。
原子、細胞、分子がどこにいるべきかを指示する情報です。
この情報こそが、量子物理学における確率の波を形作り、「ほとんど起こりえないこと(生命の誕生)」を実際に起こしているのです。
生命とは「ありえない奇跡」
生命というものは、この宇宙において最も「起こりえない」現象なのです。
なぜなら、生命は熱的にも、統計力学的にも、あるいは量子的にも「平衡状態(equilibrium)」から大きく逸脱しているからです。
つまり、生命は「奇跡」です。
そして、新しい命が誕生するたびに、その奇跡は繰り返されているのです。
すべては、この「宇宙のエネルギー源」とのつながりによって実現している。
私たちが小さな胎児として成長し、赤ん坊となり、さらに成長していくすべての過程は、「情報フィールド」と「宇宙の意識の流れ」によって支えられているのです。
宇宙とのつながりの喪失とその理由
けれども、ジェイソンの説明はそこで終わりませんでした。彼はこう続けました。
「この説明では、“私たちが本来どう働く存在なのか”は理解できますが、“なぜ微細エネルギー治療が効くのか”という説明にはまだ至りません。」
つまり、これは「私たちがどのように存在しているのか」という理解であって、「癒しがどのように起こるのか」の説明ではなかったのです。
そこで彼は続けました。
「私たちは、成長し、年を重ねていく過程で、どういうわけかこの“宇宙のエネルギーの流れ”とのつながりを徐々に失っていきます。
そしてこの切断や断絶が起こると、物事はランダムになり、秩序が崩れ始めるのです。」
この現象は、通常は加齢にともなって生じますが、時にはもっと早くから起こることもあります。
たとえば遺伝的な欠損や、若年期に起こる障害などが原因になることもあります。
けれども、それらでさえ「宇宙の情報フィールド」においては理由があるのだとジェイソンは言います。
つまり私たちは、生きている限りこの「宇宙エネルギー」とのつながりを完全に失うことはありませんが、部分的に切断されることで、秩序を失い、病気や人生上の葛藤が生じるのです。
自由意志と個別意識の代償
なぜこのような切断が起こるのか?
それは、私たちが「自由な存在」であり、「個別の意識」を持っているからです。
私たちには、宇宙意識とは別に、個としての意識が与えられています。
だから、宇宙の流れから切り離されることも可能なのです。
これは非常に重要な点です。
なぜなら、古典物理学においては「意識」というものは、複雑な生命体が進化の過程で獲得した「副産物」にすぎないとされていたからです。
意識は物質や空間の根源的な性質
けれども、ジェイソンが私に紹介してくれた理論や研究、そしてノーベル賞受賞者ロジャー・ペンローズや、量子生物学者スチュアート・ハメロフの論文などによれば、意識は「もっと根源的なもの」なのです。
彼らの主張では、
- 意識は「物質の基本的性質」である。
- さらに言えば、「空間そのものの根源的な性質」である。
アインシュタインの「一般相対性理論」では、空間の曲がりが重力であり、重力が質量、そして質量が物質を形成します。
つまり、空間は物質に先立つ「根源的な実在」なのです。
そして、意識はこの空間の中に普遍的に存在している。
意識は宇宙のエネルギーの流れに宿る
このようにして、意識というものは私たちの内側だけでなく、外側にも存在しています。
それは、宇宙のエネルギーの流れの中に、とくに強く存在しています。
この「宇宙のエネルギーの流れ」とは、世界に存在する唯一の「生命エネルギー(プラーナ、氣)」であり、それぞれの個人の中に特異的に表現されているのです。
情報と意識の関係
この宇宙のエネルギーの流れには「意識」が宿っており、そこから「情報」が生まれます。
ジェイソンはこう説明しました。
情報というものは、それ自体のために存在するわけではありません。
情報は常に「誰かのための情報」であり、「受け取る存在」がいて初めて意味を持つものです。
つまり、情報とは意味を持つもの、そしてその「意味」は意識の存在があってこそ成立するのです。
この「受け取り手」は、私たちのような「個別の意識」であることもあります。
私たちは、「宇宙の意識と秩序」がこの世界に具現化した、まさに個別的な表現なのです。
宇宙意識の個別的な表現としての私たち
私たちは、宇宙のエネルギーと意識が物質世界において個別化された存在であり、それぞれがユニークなかたちで人生を体験しています。
そして、ただ体験するだけでなく、それぞれがこの世界に独自の「貢献」を残すように設計されているのです。
人生とは、私たちに向けられた「問い」なのです。
そして、私たちの生き方は、その問いに対する「答え」なのです。
つまり人生とは単に生きることではなく、「自分に与えられた問いに、自分らしい答えを返すこと」なのです。
病気や葛藤の根源は「断絶」
この宇宙のエネルギーの流れは、「意識の流れ」でもあり、「情報の流れ」でもあります。
私たちは、誰しもがこの流れにつながる権利を持っています。
けれども、時に私たちはこの流れから「切断される」ことがあります。
その切断や干渉こそが、「老化」や「病気」として現れてくるのです。
この断絶が起こる原因は、私たちが「個」として与えられた自由意志にあります。
神は私たちに自由を与えました。
だからこそ、宇宙の秩序から切り離されることも可能なのです。
ただし、それは「罪」ではありません。
私たちには「過ちを犯す自由」があるのです。
重要なのは、過ちを犯すことではなく、「その過ちを正す意志があるかどうか」です。
過ちから学ぶこと、これこそが私たちが地上に生まれた目的なのです。
癒しとは「再接続」。微細エネルギー治療とヒーラーの役割
つまり、「病気」や「人生の葛藤」とは、宇宙の意識の流れとのつながりが部分的に、あるいは完全に断たれている状態です。
完全に断たれれば「死」となり、部分的な断絶は「葛藤」や「症状」として現れるのです。
では、微細エネルギー治療との関係は?
ジェイソンは、次のように説明を続けました。
特定の人々には、“他者を宇宙のエネルギーの流れへと再接続する”という特別な才能がある。
その再接続は、「彼ら自身の拡張された意識(expanded consciousness)」を通じて起こるのです。
つまり、これらの人々が「微細エネルギーのヒーラー(subtle energy healers)」なのです。
このようなヒーラーには、次のようなタイプが存在します:
- 生まれつきその才能を持っている人:
自分の手から奇跡が起こる、自分の願いで癒しが起こる、といったことに突然気づきます。 - 後から学ぶ人:
訓練や修行によってこの力を身につけていきます。 - 他者から受け継ぐ人:
イニシエーション(伝授)や、インスピレーション(霊感)などを通じて、その力が与えられます。
これらの人々は、しばしば宗教の世界では「聖者」として称賛される一方で、ある場合には「魔女」として迫害されることもありました。
すべての可能性が彼らに起こりうるのです。
このようなヒーラーたちは、自らの意識を通して他者を「宇宙のエネルギーの流れ」「宇宙の意識の流れ」へと再接続します。
そして、それによって起こるのが、
- 奇跡的な治癒
- 症状の消失
- 人生の葛藤を自力で解決できる力の復活
こうした現象は、実際に世界中で日々起きており、科学的にも証明可能なものとなりつつあります。
では、これが私たちの仕事、すなわちTimeWaverとどう関係しているのでしょうか?
私が思うに、ジェイソンが述べた「微細エネルギー治療のしくみ」は、すべての人が本来持っている力を説明しています。
なぜなら、私たち一人ひとりが「意識」を持ち、その意識には「意図(intention)」があり、それが宇宙のエネルギーを導くからです。
つまり、私たちは皆、他者を宇宙のエネルギーや意識、情報フィールドと再接続する力を、本質的に備えているのです。
「情報フィールドテクノロジー」
TimeWaverはまさに、この本質的な再接続の力を支援するためのツールです。
かつては「情報フィールド医学(Information Field Medicine)」と呼んでいましたが、
今では「情報フィールドテクノロジー(Information Field Technology)」と呼ぶようになりました。
正直なところ、私は「テクノロジー」という言葉はあまり好きではありません。
ですが、これはあくまでも戦略、つまり「どのようにして情報フィールドに働きかけるか」という方法なのです。
意識と量子的プロセスの融合
タイムウェーバーでは、以下の二つの量子プロセスを介して私たちの意識を適用することができます。
- 電子的量子プロセス
- 光量子レゾネーター(Light Quantum Resonator)
これらの本物の量子プロセスを通じて、私たちは以下のようなことが可能になります。
- 自分自身の「意図(intention)」をもって、
- クライアントの「意図」とつながりながら、
- 再接続を行う。
つまり、タイムウェーバーを使って「宇宙の情報フィールド(Cosmic Information Field)」——
あるいは私たちが呼ぶところの「グローバル情報フィールド(Global Information Field)」に、人々を再接続できるのです。
個人情報フィールドと宇宙フィールド
あらゆる生命体は、それぞれ「個別の情報フィールド(Individual Information Field)」を持っています。
なぜなら、それぞれが個別の意識を持ち、宇宙のエネルギーの個別の表現だからです。
情報フィールドとは、ただ空間に漂っているものではなく、必ず「意識」ある存在を中心に形成されているのです。
- よって、「個人情報フィールド」は存在します。
- しかし同時に、「グローバル情報フィールド」も存在します。
このグローバル情報フィールドは、ノーベル賞受賞者ロジャー・ペンローズが「空間そのものの意識」と考えているものと一致します。
宇宙空間における「意識の瞬間」
ペンローズの理論では、宇宙空間の至るところで起きている量子的プロセス——
とくに「重力場の張力による波動関数の収縮」は、原意識的な瞬間であるとされます。
そして、それらの原意識が数多く集まり、協調的に結びつくことで、やがて「一つの統合された意識」を形成します。
これが、私たちのような生きた存在の「意識」となるのです。
この理論は、ペンローズとハメロフが共同で開発した、
Orchestrated Objective Reduction(オーケストレイテッド客観的収縮理論)
と呼ばれるものです。
古代の叡智に見る「意識がエネルギーを導く」という理解
この「宇宙エネルギーは意識によって導かれる」という考え方は、実はすべての古代伝統に共通して存在している概念です。
たとえば、中国の伝統では、
太極拳や気功において、
意識こそが、エネルギーの流れを導くものとされてきました。
意識の力によって、体内のエネルギーの流れを導くだけでなく、動き(ムーブメント)そのものを創り出すという理解です。
気功では「意識」と「可視化(ビジュアライゼーション)」を通じて、自らの身体内の気の流れを制御します。
また太極拳では、「意識が動きを創造し、その動きが外部空間にまで影響を及ぼす」とされています。
意識が物理現実を動かすという実体験
私自身、まだ若かった頃にこの現象を体験しました。
私は27歳の時に左膝の手術を受け、「両膝に変形性関節症がある」と医師に診断されました。
その頃、私はある微細エネルギーのヒーラーを訪ねました。
彼は中国的な伝統にも通じていましたが、実際にはシャーマニックな武術の師匠でした。
彼はシベリアの“見えない師(Invisible Guru)”から学んだと言われていて、本当に特別な人物でした。
彼の名前はヘルムート。今でも健在です。
彼は、ある日私と椅子に座って話しているとき、突然こうしました。
彼の友人であり、詠春拳(Wing Chun Kung Fu)の師範が、後ろから不意打ちで彼に襲いかかってきたのです。
ヘルムートは彼に背を向けて話していただけでしたが、一切触れることなく、その友人を1.5メートルも吹き飛ばしてしまったのです。
彼は、ただ集中した意識と覚醒した注意力だけで、相手の動きを感知し、完全に防御してしまったのです。
そのとき彼は言いました。
「これは簡単なことなんだ。誰でもできるよ。」
…と、彼は簡単そうに言いましたが、私たちには簡単ではありませんでした。
けれども、世界中から人々が彼のもとを訪れ、それを学ぼうとしていました。
彼の道場は、非常に秘密主義的な武術学校でした。
この体験によって私は学びました。
意識は、外界の物理現実にも作用を及ぼすことができる。
タイムウェーバーによる再接続の実践
このようにして、タイムウェーバーで私たちがしていることは、まさにこれなのです。
- 私たち自身の意識的な働きかけ(conscious work)
- 私たち自身の意図(intentional work)
- TimeWaver内で行われる量子的プロセス
これらすべてを通じて、私たちは人々を宇宙のエネルギーに再接続する手助けをしているのです。
言い換えれば、人々を「情報フィールド」に再接続しているのです。
この再接続によって、クライアントは単に癒されるだけではなく、
自分自身の中にある「切断された原因」を意識できるようになるのです。
TimeWaverが行うのは、単なる「奇跡的効果」ではありません。
それは同時に、
- なぜ再接続が必要になったのか?
- どこで、どのように情報フィールドとの接続が干渉・分断されたのか?
という問いに対する分析でもあるのです。
タイムウェーバーの分析の仕組み
TimeWaverの情報フィールド分析は、元型的言語(archetypal language)を用いて、
- どの領域に葛藤があるか、
- どこに無意識の問題があるか、
を明確に指し示します。
そして、それによってクライアント自身が自分の内側にあるものを理解することができるようになるのです。
つまり、
- ユーザーやセラピストにとっては、「意識化」のツール
- クライアントにとっては、「癒し」と「理解」のツール
という、二重の働きを果たしているのです。
私たちがTimeWaverを使うとき、
私たち自身の「意識」が「媒体」となります。
私たち自身が「宇宙意識」「宇宙エネルギー」の媒体となり、
TimeWaverの量子プロセスと共鳴して、クライアントに再接続をもたらすのです。
結び
もっとたくさん皆さんと分かち合いたいことがあるのですが、時間になってしまいました。
ただ、明日の朝にはまた時間がありますので、ぜひそのときに続きをお話ししましょう。
今日この後も私は、プログラム内のさまざまな場面に登場しますので、またお目にかかれるでしょう。
それでは、皆さんに素晴らしい一日と、たくさんのインスピレーションがありますように。
そして、次に登壇されるロック教授も、きっと私と似たような話題を話してくれるのではないかと期待しています。
とても楽しみにしています。
ありがとうございました。
どうぞ良い一日をお過ごしください。