クリスチャン・ハルパー氏は、量子周波数デバイスを扱うドイツの企業、
「TimeWaver社」の投資家、その子会社「Healy World社」のCEOであり、
欧州の著名な投資家としても知られる人物です。

彼はまた、ヴィーガンレストラン「Tian(ティアン)」の創業者として、持続可能な食と意識の変革を融合させる活動をしたり、地球のスピリチュアリティの向上に繋がる様々な活動をされています。
Empowering Young Women : A Special Day with Shyam Nam and Christian Halper | FFLV
そんなハルパー氏の人生の意思決定における最大の鍵は、「直観」や「内なる叡智」。
いわゆる“第六感”と呼ばれるこの力により、投資・経営の両面で多くの成功を収めてきたと語ります。
彼は、現代の人類が集合的な「目覚め」のプロセスを迎えていると捉えており、
その中で一人ひとりが自らの内側にある「光」=叡智と再びつながることが、個人の幸福と社会の変容にとって不可欠だと信じていると言います。
「誰の中にも、光があり、それを思い出し使えるようになることが求められている」
この確信に基づき、ハルパー氏は「内なる叡智につながる5つのステップ」を広めるための講演やセミナーを行うようになったそうです。
本記事では、彼のヴェーダ・アカデミー20周年講演の内容をご紹介します。
現実とのズレと“最も大きな声”の罠
私たちは日常の中で、「現実」と「期待や理想」の間にズレを感じます。
このギャップが、イライラ・不安・怒りといった感情を生み、
そこから生まれた「最も大きな声(衝動的な思考や感情)」が行動を支配する――
これが現代社会に多く見られる意思決定のパターンです。
これは個人だけでなく、企業・政治・社会全体にも当てはまります。
もっとも騒がしい声に従っているが、それは「内なる声」ではありません。
新たなパターン:内なる声による意思決定
必要なことは、外の情報や意見に振り回されず、“内なる声”に耳を傾けることで、
本当に自分にとって正しい選択を行うことができるという実践的な提案です。
ハルパー氏は、これを単なる理想論ではなく、自らのビジネス実践の中で確立された「方法論」として紹介しています。
また、彼はこのプロセスを視覚的に象徴するために、
チベット密教徒でアーティストである、アレックス・グレイの絵画《Kissed by the Muse(ミューズにキスされた者)》を引用しています。

- 第三の目は、私たちが内なる真実、神聖な源、高次の知恵とつながる扉。
- グレイの作品には、人が宇宙や霊的な世界と交信している様子が明瞭に描かれており、それは「人間がどのようにして“受信”する存在なのか」を表しています。
この視覚的イメージを通して、自分の中にもその“受信装置”を持っているということを思い出します。
5つのステップ:内なる叡智に従うための実践法
ハルパー氏は、5つのステップを覚えやすいように指ごとに話しています。
【5ステップまとめ表】
| 指 | ステップ | 意味と効果 |
|---|---|---|
| 親指 | 受け入れる | 現実を否定せず、今にいる |
| 人差し指 | 問いを立てる | 焦点と意図を明確にする |
| 中指 | 声を聴く | 繊細なサイン・シンクロニシティに気づく力を育てる |
| 薬指 | 対話する | 理解と統合を深める |
| 小指 | 実行する | 自己信頼と直感力を鍛える |
それぞれ詳しくみてみましょう。
①【親指】受け入れる
- 状況をそのまま受け止めることから始める。
- どれだけ不快であっても、「今この瞬間」は抵抗しても変わらない。
- 抵抗は「自分の方が正しい」と思っている証拠。
- 謙虚に「分からない」を受け入れることが第一歩。
- このとき大切なのは、“諦め”ではなく“明け渡し”。
✔︎ キーワード:謙虚さ、許容、感情の肯定、今ここ
②【人差し指】問いを立てる
- 次に、自分が本当に知りたいことを「問い」として明確にする。
- 問いがなければ、答えも来ない。
- 内なる叡智は、“求めていること”にしか応答しない。
- 書き出すことで、問いはさらに明確になる。
- 問いの質が、答えの質を決める。
✔︎ 有効な問いの例:
・この出来事が自分に伝えたいことは何か?
・自分は今、何を手放せばよい?
・次に必要な一歩は何か?
・私は自分自身をどう制限しているか?
③【中指】静かに耳を澄ます
- 答えは直ちに「音声」や「言葉」でやってくるとは限らない。
- 感覚・身体反応・夢・音楽の歌詞・偶然の一致(シンクロ)など、あらゆる方法で示される。
- 真の叡智は「不安」ではなく、「静けさ・落ち着き・確信」とともにやってくる。
- 答えがすぐ来ない時は、ただ“待つ”ことが大切。強引に求めず、開いておく。
✔︎ キーワード:静寂、シンクロ、安心感、待つこと、繊細さ
④【薬指】内なる対話
- 受け取ったメッセージは、すぐに判断せず“対話”によって咀嚼する。
- 自分の感情・思考・過去の体験と照らし合わせながら「本当にそうか?」を感じる。
- 新たな問いが生まれたら、再び②に戻り、循環する。
- 紫色(赤+青)=能動と受動の統合を象徴。
✔︎ キーワード:熟成、統合、再検討、自己理解
⑤【小指】実行する
- 最終的には「実行」しなければ、信頼も直感力も育たない。
- 小さな一歩でよい。大きな決断を迫る必要はない。
- 例えば、食事のメニューを直感で選ぶ、今日の行動予定を“感じて”決める…
それだけでも十分な訓練になる。 - 応えを受け取っても動かなければ、叡智のチャンネルは閉じていく。
✔︎ キーワード:行動、検証、実験、小さなステップ、継続性
ビジネスと日常への応用
ハルパー氏はこの5ステップを、自身の投資判断・経営判断において実際に活用してきたそうです。
時には、表面的には非合理に思える選択も、内なる叡智に従うことで結果として大きな成果に繋がったと語ります。
このステップは、日々の暮らし、仕事、対人関係などあらゆる場面において応用可能ですね。
僕もやってみていますがいい感じです。
みんなでやって、内なる叡智と繋がりましょう〜!
元動画 Christian Halper – 5 Schritte zur inneren Weisheit