『ホワイト・マジック』~白魔術に関する論文~というアリス・ベイリーのテキストを読んでいるのですが、ご存じでしょうか?
現在「スピリチュアル」と呼ばれているものは、1960年代から始まった「ニューエイジ・ムーブメント」に由来すると言われており、アリス・ベイリーは「ニューエイジの母」と呼ばれています。
つまり、彼女は「スピリチュアルおばあちゃん」、、は怒られそうなので「元祖スピリチュアル」と言ってもいいのではないかと思います。
『ホワイト・マジック』はそんな彼女に啓示を与えたジュワルクール大師による4作目の書籍で、原題は「A Treatise on White Magic」(1934年原書出版)。
直訳すると「白魔術に関する論文」です。
このテキストには「どのようにしたら実践的な魔術師になることができるのか」について、魔術のための15の規定が書かれています。
どのようなタイプの人がこの本に反応するか、ということで、
「自分自身をよく理解し、兄弟である人々を助けようと努めている人」というのが、3つのタイプのうちの1つとして挙げられています。
個人的にも、今の社会に問題意識を持たれていて、ふわふわしたスピリチュアルはもういいかな、と思っているような方におすすめしたいテキストです。
この書籍の4つの基本的な前提として、
1、メンタル的・アストラル的(思考・感情)な心理学とは違う霊的な心理学の法則を示すこと
2、人間の魂の性質、人間と太陽系や宇宙との関係を明瞭にすること
3、人間の構造(エーテル体・アストラル体・メンタル体・コーザル体など)に関する考えを明確にすること
4、超常的な能力について詳しく述べ、安全・有効に発達させるための規定を与えること
が挙げられています。
また、魔術のための規定とはどんなものかというと、
規定1 太陽天使は心を落ち着け、そのフォースを散逸させることなく、深き瞑想においてその反映に伝える。
、、これだけだとさっぱり分からないですよね。
実は15の規定は、大宇宙の創造の秘密を解き明かすジュワルクール大師3作目のテキスト、『宇宙の火』に書かれていたものなのです。
つまり大宇宙の規定を、小宇宙である人間が実践できるようにするための注釈書、とも言えると思います。
現在、神尾学先生の年間講座を受講しながら読み進めており、年間講座で扱うテーマはこのような流れです。↓
各回のテーマ
第1回 序文より~人間の基本的構造
第2回 白魔術の基本的前提、瞑想過程のメカニズム
第3回 魂の光と肉体の光、呼吸の科学
第4回 諸センターの目覚め、目の働き
第5回 アストラル界の特徴、形態の種類と形成の三段階
第6回 エネルギー・システムの基本的情報、恐怖心
第7回 今の時代と未来、人類の歴史的発展
第8回 ハイラーキーの活動、占星学と諸エネルギー
第9回 白魔術と黒魔術、死からの救済
第10回 プラーナヤマの真の科学、様々な四つ組
第11回 両手の使用法、諸センターの覚醒
第12回 魔術の仕事の完成、新時代のグループと訓練
神尾先生のホワイト・マジック年間講座は2023年4月から始まっています。
途中からでも入り込めたりすることもあるので、ご興味のある方は連絡してみてください。
さまざまな講座が開催されているので、初めての方は基本的な講座からでもおすすめしたいです。
アリス・ベイリーの書籍を翻訳・販売をしているAABライブラリーでは、現在リスクの大きい一般書店での販売をしていません。こちらから購入できます。
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