レムリア、アトランティス、現在〜人類が進む方向性

レムリア、アトランティス、現在〜人類が進む方向性

こんにちは!森川です。

今回は神智学、秘教における、レムリア、アトランティス、アーリアといった時代区分についてChatGPTでまとめました。

出典はTheosophy Wiki(神智学を学ばれている方々がまとめているWiki)。
(ベースの情報を入れて記事生成すると、それは明らかに違うでしょというハルシネーションは起こしにくくなるなと思います)

僕はシークレット・ドクトリンを全部読めていないので、細かいところまで合っているかは確実ではないので、ご興味ある方は実際に書籍を読まれることをお勧めします。

パラパラ読むだけでも面白いです。

これこそ「信じるか信じないかはあなた次第」の世界ですが、実際に学んでいくと、なるほどロジックが通ってるなーと感じられるかと。

神智学における人類の歴史観を知っておくと、今の人類全体が進む方向性についての洞察が得られ、

さらに自分はその中でどのように振る舞おうか、と考えるきっかけになるのではと思います。

根本人種の一般的説明

神智学では、人類は「七つの根本人種(Root-Races)」を経て進化していくと説明されています。

これは人類全体が経験する大きな霊的なサイクルであり、現在の私たちはそのうちの「第五根本人種」に属するとされます。

ブラヴァツキーは『シークレット・ドクトリン』の中でこう述べています。

「地球上のすべての生命サイクルは七つの根本人種から成り立つ。
それらはエーテル的な存在から始まり、物質的かつ道徳的な進化の道をたどりながら霊的な存在に至って終わる」
(ブラヴァツキー『シークレット・ドクトリン』第2巻)

さらに、各根本人種は「七つの亜人種(Sub-races)」に分かれ、それぞれがさらに細かい枝分かれ(Family-Race)を持つとされます。ブラヴァツキーはこの関係を「系統樹」に例えています。

  • 幹 = 根本人種
  • 大枝 = 七つの亜人種
  • 小枝 = 家族人種
  • 無数の小枝やトゲ = 部族や民族

人類の多様性はすべてこの大きな霊的進化の中で説明されます。

そして特徴的なのは、このサイクルが「微細な存在」から始まり、徐々に物質的になり、やがて再び微細で霊的な存在へと戻っていくという流れを持っている点です。

「これらの人種は、エーテル的な状態から物質性へ、そしてそこから再び相対的な微細さへと進化していく。
動植物を含むすべての有機的な種もまた、新しい根本人種が出現するごとに変化する」
(『シークレット・ドクトリン』第2巻)

このように神智学は、人類の歴史を単なる物質的な進化ではなく、霊的な成長を伴う壮大なサイクルとして描き出しています。

七つの根本人種(Seven Root-Races)

神智学では、人類は七つの大きな進化段階を経験するとされます。

それぞれの段階は肉体や精神、そして霊性の変化を伴い、地球上の文明や大陸の盛衰と深く関わっています。

以下にその概要を紹介します。

第一根本人種 ― 「影の人種(Chhaya Race)」

  • 性別を持たないエーテル的な存在。
  • 知性や言語はまだ存在せず、ただ「影」のような形態だった。
  • サンスクリット語の「チャーヤ(影・像)」に由来。
  • 出典:ブラヴァツキー『シークレット・ドクトリン』第2巻

第二根本人種 ― 「汗生(Sweat-born)」

  • 巨大で半人間的な存在。
  • 神々(アスラやクマーラ)から原始的な知性の火花を授けられる。
  • まだ脳の知的要素を欠き、やがて大洪水や海底変動で滅びた。
  • 出典:同上

第三根本人種 ― 「レムリア人種」

  • 無性 → 両性具有 → 卵生 → 胎生へと生殖方法が変化。
  • 徐々に肉体が物質化し、霊的存在から物質的存在へ。
  • 神々から「知性の火」を与えられ、自己意識と知性が芽生えた。
  • 最初は高い霊的能力を持っていたが、物質性が強まるにつれて衰退した。
  • 出典:同上

第四根本人種 ― 「アトランティス人種」

  • 伝説のアトランティス文明に対応。
  • 高度な技術と文明を持ったが、物質主義に傾き大洪水で滅びた。
  • 世界各地の「大洪水伝説」に反映されている。
  • 出典:同上、大師K.H.の書簡
    (大師K.H.=クートフーミ大師。ブラヴァツキーに「シークレット・ドクトリン」の啓示を伝えたマスター)

第五根本人種 ― 「アーリア人種(現代人類)」

  • 現在の私たちが属する段階。
  • 科学や理性を発展させ、物質文明の絶頂に達した。
  • 精神性との調和が大きな課題。
  • 出典:同上

第六根本人種 ― 「未来の人類」

  • 成人の姿で誕生し、老化を知らない存在になると予言されている。
  • 寿命は再び延び、200年、300年、400年と増していく。
  • レムリアやアトランティスが再浮上し、大陸の配置が変化する。
  • 出典:『シークレット・ドクトリン』、大師K.H.の手紙

第七根本人種 ― 「最終段階の人類」

  • 善悪の対立が消え、霊性がきわめて高い人類。
  • 破壊的で救えないものは淘汰され、霊的に純化された文明となる。
  • 新しい進化サイクル(第五ラウンド)を準備する役割を持つ。
  • 出典:同上

七つの亜人種(Sub-races)

神智学では、それぞれの根本人種はさらに七つの「亜人種(Sub-races)」に分かれると説明されます。

さらにそれぞれの亜人種は「枝人種(Family-races)」へと分岐し、そこから無数の部族や民族が生まれました。

ただし、ここで言う「亜人種」は、現代的な意味での民族や肌の色を指すものではなく、「文化的特徴」や「魂の経験の場」として理解されるべきものです。

つまり、人は転生の中でさまざまな亜人種に生まれ変わり、その文化や環境を通じて学びを得ます。

現在の人類は第五根本人種の段階にあり、すでに五つの亜人種が発展してきました。

しかし大師K.H.は、多くの人類が依然として第四根本人種の文化的な系譜に属していると述べています。

「人類の大多数は、第四根本人種の第七亜人種に属している。
中国人やその分派(マレー人、モンゴル人、チベット人、ジャワ人など)やその他の第四根本人種の残余、そして第三根本人種の第七亜人種の末裔も含まれる。
彼らはかつて高度に文明化された民族の直系の子孫であり、その名や記憶はほとんど残っていない」
(大師K.H. 書簡)


人種差別との関係性について

「人種」という言葉から、誤解して「神智学は人種差別を助長するのではないか」と思われることがあります。

しかしむしろその逆で、人類の本質的な平等と普遍的兄弟愛が強調されています。

「人類の肉体は、霊的自己を覆う殻にすぎない。
魂は輪廻転生を繰り返し、さまざまな肉体をまとうが、その本質は変わらず、神聖な存在である」
(ブラヴァツキー『シークレット・ドクトリン』)

また当時ヨーロッパに広がっていた「ヨーロッパ人はアフリカ人より優れている」という思想に対しても、彼女は明確に否定しました。

「もしヨーロッパ大陸が沈み、アフリカ人が世界に散らばったとしたら、10万年後には彼らが文明の中心となるだろう。
逆に今の高度な文明を持つ民族が孤立した島に残れば、未開の状態に退化するだろう。
したがって人類を優劣に分ける考えは誤りである」
(ブラヴァツキー著作集)

つまり根本人種や亜人種の教えは、民族的な優劣を語るものではなく、人類全体の「霊的進化の旅」を説明する比喩的な枠組みなのです。

初期文明と失われた大陸

神智学の視点では、私たちが学校で学ぶ歴史や考古学で扱われる文明の前に、すでにいくつもの人類文明が存在していたとされます。
これらの文明は今の科学ではまだ確認されていませんが、神智学の大師たちはその存在を明言しています。

大師K.H.はA.P.シネットへの書簡の中で次のように語っています。

「氷河期の前にも後にも、一連の文明が存在していた。
それらは地球上のさまざまな場所で栄華を極め、やがて滅び去った」
(大師K.H. 書簡)

つまり、古代エジプトやメソポタミアの文明よりもさらに前に、私たちの記憶や記録には残っていない高度な文明がいくつもあった、というのです。

ではなぜ、その痕跡が現代には残っていないのでしょうか。
大師たちはその理由を次のように説明しています。

  • 根本人種ごとに対応する大陸は、地球の大規模な変動によって沈み、新しい大陸が現れる。
  • そのため古代の文明の地は今は海の底に沈んでいる。
  • さらに氷河の移動によって、文明の遺物の多くは粉々に砕かれてしまった。

K.H.はこうも述べています。

「過去の文明の痕跡は、巨大な氷河の移動によって粉砕され尽くした。
そのため、今見つかるのは未開部族が使っていたような粗末な道具だけである」
(大師K.H. 書簡)

この説明は、現代の地質学者が見つける古代の遺物が比較的原始的に見える理由の一つとして提示されています。

また、地球の大陸そのものが周期的に浮沈を繰り返すという考えも重要です。
ブラヴァツキーはこう記しています。

「現在の大陸もまた、レムリアやアトランティスと同じように、すでに何度も沈み、再び現れてきた。
次の大地殻変動のときには、今の大陸は沈み、レムリアやアトランティスが再び姿を現すだろう」
(ブラヴァツキー『シークレット・ドクトリン』)

つまり、失われた大陸や文明の記憶は、単なる神話や伝説ではなく、人類進化の壮大な周期の一部だというのが神智学の立場なのです。

人類の生殖の仕組みの変化

神智学では、人類の身体だけでなく「生殖の仕組み」も進化に合わせて大きく変化してきたとされています。

『シークレット・ドクトリン』に記される「根本人種の生殖様式」は、現代の生物学では考えられないものですが、霊的進化の物語として興味深い内容です。

バリシャド・ピトリ(Barhiṣad Pitris)

人類の原型を創造した存在。
彼らは「自己存在(Self-existent)」と呼ばれ、直接的な生殖を持たない。

第一根本人種 ― 自生(Self-born)

エーテル的な存在で、外から形を与えられるように生まれた。
性別はなく、物質性もほとんどなかった。

第二根本人種 ― 発芽(Budding)から汗生(Sweat-born)へ

  • 初期は「発芽」のように、身体の一部から新しい存在が芽吹いた。
  • 後期になると「汗生」と呼ばれ、親の体から分泌される精気のようなものから子が形成された。

第三根本人種 ― 汗生 → 卵生 → 胎生

  • 初期は第二根本人種を引き継ぎ「汗生」。
  • 中期には「卵生」に移行。人類が卵を産んで子を育てた段階。
  • 後期には「胎生」が始まり、現代のように母胎で子を育む仕組みへと進化。

進化の意味

この生殖様式の変化は、人類の肉体が「エーテル的」から「物質的」へと固化していく過程と深く関係しています。
同時に、精神的な能力や知性の芽生えとも連動しており、単なる生物学的な説明というよりも「魂の物語」として描かれているのです。

言語の発展

神智学によれば、人類の進化は肉体や生殖方法だけでなく、「言語の誕生と発展」とも密接に関わっています。
根本人種の各段階では、言葉のあり方がまったく異なっていました。

第一根本人種 ― 沈黙の時代

  • エーテル的で「影のような存在」だったため、言語は存在しなかった。
  • 意思疎通は霊的な共鳴や無言の理解によって行われていたとされる。

第二根本人種 ― 音の萌芽

  • まだ言葉はなく、感情や意思を「音や響き」で伝えていた段階。
  • 現代でいう「擬音」や「感情表現的な声」が中心だった。

第三根本人種 ― 言葉の形成

  • この時期に初めて「意味を持つ言葉」が生まれた。
  • 最初は単純な音節や叫び声だったが、徐々に体系化されていった。
  • 「知性の火」が与えられたことで、言語は単なる音声から「思考を表す手段」へ進化した。

第四根本人種 ― 文明と言語の発展

  • アトランティス人種は高度な文明を築き、多様な言語体系を発展させた。
  • 現代の多くの言語は、この時代の言語からの変容とされる。

第五根本人種 ― 諸言語の多様化

  • 現在の人類に対応し、数千の言語が存在。
  • 思考や文化、宗教などの違いによって多様に枝分かれしてきた。

第六・第七根本人種 ― 未来の言語

  • 未来の人類は「言葉を超えた理解」に近づくと予言されている。
  • 老化を知らない身体とともに、テレパシー的な交流が再び主要なコミュニケーション手段になる可能性が示されている。

ブラヴァツキーは『シークレット・ドクトリン』で、言語の発展もまた「人類の霊的進化と物質化のサイクルの一部」であると強調しています。

つまり言葉は単なる道具ではなく、人類の意識の進化そのものを映し出す鏡と言えます。

大災変と進化の区切り

神智学の教えによれば、各根本人種の時代は「大災変(カタクリズム)」によって区切られます。

これらの大災変は地質学的な変動や地殻の沈降・隆起、そして大規模な洪水や火災として現れました。

ブラヴァツキーはこう記しています。

「各根本人種の時代は自然界の大変動によって分けられている。

火と水による大洪水や火災の物語は、すべてこれらの出来事の歴史的な反映である」
(ブラヴァツキー『シークレット・ドクトリン』第2巻)

根本人種を分ける大災変

  • 第三根本人種の終わり:「神の教えから離れ、物質的な欲望に堕落した者たち」が火によって滅びたと伝えられる。
  • 第四根本人種の終わり:アトランティス文明が大洪水で沈没。これが世界中の「大洪水伝説」の起源とされる。
  • 第五根本人種(現在):将来、地殻変動や大陸の沈降によって終焉を迎え、新しい第六根本人種の舞台が始まるとされる。

サイクル半ばの大災変

ブラヴァツキーは、各根本人種の途中にも大災変が起こると述べています。

「新しい“朧化(オブスキュレーション)”の到来は、必ず火か水の大災変によって告げられる。
そして各根本人種は必ず途中で一度、そのような災変によって二分される」
(同上)

新たな人類の誕生

大災変の後には「マヌ」と呼ばれる偉大な霊的指導者が現れ、最も進化した人々を選び、新しい根本人種の「種」とする、とされています。

この考え方は、ヒンドゥー教の『ヴィシュヌ・プラーナ』にも見られます。
そこではカリ・ユガの終わりに神聖な存在が地上に降り、新しい時代(クリタ・ユガ=純粋の時代)の人類を導くと予言されています。

「根本人種(Root-Race)」の教えは、単に人類の起源や古代文明の想像を語るものではありません。

人類全体が「魂の旅」をどのように歩んできたか、これからどこへ向かうのかを示す壮大な物語です。

第一根本人種から第七根本人種へと続く進化の流れは、人間の身体・生殖・言語・文明の変化を通じて語られます。

その背後には、繰り返される大陸の浮沈や大災変、文明の興亡があります。

神智学が最も強調するのは、民族や肌の色に関わらず「人類は本質的に一つである」という普遍的兄弟愛の精神です。

ここで伝えられているのは、人類がみな同じ源から生まれ、同じ進化の流れを共有しているということです。

この視点に立つとき、人類の多様性は対立ではなく、互いの学びと成長の機会として見えてきます。

表形式でのまとめ

根本人種特徴対応する大陸生殖様式言語発展大災変対応する民族・人種おおよその時代
第1根本人種 「影の人種」エーテル的、性別なし、知性なし不滅の聖地(北極圏)自生言語なし対応なし数千万年前
第2根本人種 「汗生」巨大、半人間的、原始知性ヒュペルボレア発芽 → 汗生音・響き洪水・海底変動対応なし数百万〜数千万年前
第3根本人種 「レムリア人種」性分化、知性の火を授かるレムリア汗生 → 卵生 → 胎生言葉の萌芽火の大災変オーストラリア先住民、ドラヴィダ系民族に痕跡約1800万〜450万年前
第4根本人種 「アトランティス人種」高度文明、霊的力と科学アトランティス胎生文明言語大洪水ネイティブアメリカン、マヤ、インカ、チベット、モンゴル系、日本人など東洋民族約450万〜1万1千年前
第5根本人種 「アーリア人種(現代主流)」科学・理性発展、物質文明の頂点ヨーロッパ・アジア・アメリカ胎生多様化した言語体系将来の大陸沈降で終焉ヨーロッパ人、インド人、中東、現代人類全体約10万年前〜現在
第6根本人種 (未来)成人で誕生、長寿、老化なし再浮上するレムリア・アトランティス胎生(進化型)テレパシー的交流大陸沈没と新大陸浮上未来人類数万年〜数十万年後
第7根本人種 (最終段階)善悪対立消失、霊性極大未知の大陸配置胎生(高度霊化)言語超越大淘汰と地球変容未来人類(霊的人類)数百万年後

森川まとめ

神智学やブラヴァツキーに関しては、歴史的に「悪魔崇拝」「黒魔術」といった批判や悪評がつきまとってきました。

特にこの「根本人種」の概念については、「優生思想」や「民族差別」に結びつけられ、特に「アーリア」という用語がナチスに取り込まれたことで、神智学全体が危険思想と見なされることもありました。

しかし実際には「根本人種=民族的な人種ではない」と語られており、「全人類は同じ源から生じた」と強調されています。
人種差別に使うのは誤読であり、むしろ人類平等の立場でした。

最近も「神智学は悪魔崇拝だから学ばない方がいい」と言われる機会がありましたが、きちんと内容を知ればそのような意見にはならないんじゃないかなと思います。

 

僕自身はこの根本人種の考え方を知って、
確かに現代は物質的な文明と霊的な文明が結びつく時代だよねと再確認し、

最近思っているのは、今世は日本という東洋と西洋の間(というよりアメリカナイズされた東洋?)で生まれて、ヨガや瞑想、テクノロジーが好きなので、
その辺りを探求して結びつける動きをしていくのが人類全体の流れとも調和が取れるしいいよね、とか考えてます。

関心があれば、神智学協会や書籍『シークレット・ドクトリン』でさらに学ぶことができます。

Theosophy Wiki(英語です)
https://theosophy.wiki/en/Main_Page

神智学協会
http://theosophy.jp

シークレットドクトリン
https://amzn.to/46HkGVW

エソテリック・サイエンススクール(神尾学先生の秘教治療年間講座にて神智学・秘教の全体像を学べます)
https://aquarius-g.com/

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