『カルマ・ヨーガ 働きのヨーガ』(スワーミー・ヴィヴェーカナンダ)の輪読会が2023年5月から開催されます。
主催は「ヨーガ哲学を楽しむ会」で、一緒に秘教を学んでいる仲間たちが運営しています。
僕も好きな書籍で、久しぶりに開いたら大量に線を引いていました。
ヨーガ療法士で一緒に秘教も学んでいる姉さんお二人がファシリテーターなので、とてもお勧めです。
また、TimeWaverセッションでもカルマ・レベルの調整ができたり、バガヴァッド・ギーターのエネルギー調整のデータベースがありますが、このテキストを読むとそういったヨーガ哲学の理解も深まるのではないかと思います。
目次
『カルマ・ヨーガ 働きのヨーガ』とは?
この書籍はスワーミー・ヴィヴェーカナンダが1995年頃にニューヨークで行った講演録で、聖典『バガヴァッド・ギーター』の教えを現代語で表現したもの、と言われています。
「カルマ」という言葉には様々な意味がありますが、ここでは主に「働き・仕事」を意味しています。
「カルマという言葉は、サンスクリット語のクリkri(する)からでています。
『カルマ・ヨーガ 働きのヨーガ』p12
すべての行為がカルマなのです。
専門的には、この言葉はまた、行為の結果を意味します。
形而上学の分野で使われる場合には、しばしば、過去の行為が原因となって生じた結果を意味します。
しかしカルマ・ヨーガでは、カルマという言葉は単に、働き、を意味するものとして扱っています。」
カルマ・ヨーガとは、「仕事を科学として行うことで、魂を呼び覚ますもの」だとヴィヴェーカナンダは語っています。
「エネルギーを浪費することなく働き、魂を目覚めさせるための科学」という感じでしょうか。
これぞ本当のエコ?身に着けたくないですか?^0^
「カルマ・ヨーガについてギーターは、それは仕事を賢く、科学として行うことである、どのように働くかを知ることによって、人は最大の結果を得ることができるのだ、と言っています。
『カルマ・ヨーガ 働きのヨーガ』p21
皆さんは、すべての働きは要するに、すでにそこにある心の力を引き出すためのもの、魂を呼びさますためのものであることを覚えていなければなりません。
力は各人の内にあり、知識も同様です。
さまざまの仕事は、それらを引き出すための、この巨人たちを目覚めさせるための、打撃のようなものです。」
僕はアリス・ベイリーの秘教や神智学を学んでいるのですが、
そこでは人間は元々は原子などの微細な生命が進化してきたものあり、いずれは、より大きな生命に進化していくと語られています。
仮にそうであるならば、人間から進化した後もまだエネルギーを浪費していたら、迷惑をかける範囲も広がりそうですよね。
今のうちにカルマ・ヨーガをしっかり学ばなくちゃ。
また、自分の働き方だけではなくて、「この世界の全てのものの働きをどのように最もよく活用するか」ということも学べそうです。
「カルマ・ヨーガとは何でしょうか。
『カルマ・ヨーガ 働きのヨーガ』p175
働きの秘訣の知識です。
われわれは全宇宙が働いているのを見ます。
何のためにですか。
救われるために、自由を得んがために、原子から最高の生き物に至るまでがこの唯一の目的--心の、肉体の、霊の自由--のために働いているのです。
すべてのものは、束縛から逃げ去ろうと努めています。
自然界の遠心力と求心力は、われわれの宇宙の性質を実によく象徴しています。
この宇宙で小突きまわされ、長いことかかって打ちのめされたあとでようやくもの事の真相をしる、という代わりに、われわれはカルマ・ヨーガから、働きの秘密を、働く方法を、働きの組織力を学びます。
もし活用の方法を知らなかったら、われわれは多大な量のエネルギーを浪費することになるでしょう。
カルマ・ヨーガは、働きの科学をつくっています。
皆さんはそこから、この世界のすべての働きをどのように最もよく活用するか、を学ぶのです。」
『カルマ・ヨーガ』は新書サイズで、講演録なのでテキストも読みやすいです。
ヨガ、インド哲学が初めて、という方にもおすすめの本です。
『カルマ・ヨーガ 働きのヨーガ』のAmazonリンク↓
https://amzn.asia/d/7gNuZ55
スワーミー・ヴィヴェーカナンダとは?
テキストの紹介が長くなってしまったので、簡単にしますが、
スワーミー・ヴィヴェーカーナンダ(1863-1902)は1893年に、アメリカ・シカゴで開催された万国宗教会議において、インドのヒンドゥー教の代表として演説をされています。
ヒンドゥー教を「受容と寛容の宗教であり、人間の内なる神性を認め、それを悟ることを助ける普遍宗教」として唱えるとともに、インドの民衆の困窮を訴えました。
個人的な悟り・魂の救済のみを求めるだけではなく、社会的・物質的な救済にも目を向けた、新たなサニャーシンのあり方を示した人物、とも言われています。
秘教徒のベンジャミン・クレーム氏によると、彼の光線構造は、
(魂 – パーソナリティー – メンタル体 – アストラル体 – 肉体)
2 – 1 – 1 – 6 – 1
と、3つの「意志と力の第一光線」が入っており、アストラル体は「献身の第六光線」です。
伝記などを読むと、強烈な意志を持たれていたことが分かります。
秘教を学ばれている方は、光線構造も知った上で読むと面白いかもしれません。
ヴィヴェーカナンダ・ヨーガシリーズ輪読会について
「ヨーガ哲学を楽しむ会」は、
ヨーガ療法士の、
山内亜紀子さん
砂川圭子さん
エソテリック・サイエンス・スクールを主宰し、秘教を研究されている
神尾学先生
が運営されています。
『カルマ・ヨーガ』のご担当は、山内亜紀子さん、砂川圭子さんです。
ヨーガ療法や秘教を学ばれている視点から、補足・説明をしながら読み進めていかれます。
今回、5月~7月『カルマ・ヨーガ 働きのヨーガ』の後には、
8月〜10月『バクティ・ヨーガ 愛と信仰のヨーガ』
11月〜24年4月『ラージャ・ヨーガ 本能的性質の克服』
24年5月〜25年4月『ギャーナ・ヨーガ 知識のヨーガ』
も開催されます。
紹介動画
神尾先生からおふたりへのインタビュー動画です。
ヨガ哲学や輪読会が初めての方でも、気軽に参加できるとのことですよ~!
山内亜紀子さん
Sattva Shanti(サットバ・シャンティ)を主宰され、静岡県浜松市を中心にヨーガ・セラピーをされており、ヘナや自然派化粧品の販売もされています。
先日、僕はヨガの呼吸法を使った、ボイストレーニングもしていただきました。
・山内さんHP/プロフィール https://www.sattvashanti.com/profile.html
砂川圭子さん
北海道伊達市でYoga therapy prajna(ヨーガセラピー・プラジニア)というサロンをされています。菜食料理などの食にもお詳しく、カレー店・カフェを開業されたご経験もあるそうです。
ヒマラヤまで行かれて、ヨーガを学ばれています。
・砂川さんHP/プロフィール https://yoga-prajna.jp/about/
神尾学先生
アリス・ベイリーの秘教研究の第一人者であり、『エソテリック・ヒーリング(秘教治療)』の年間講座などで、スピリチュアルと呼ばれている領域を科学的に研究・解説されています。
ヨーガについては『魂の光 パタンジャリのヨーガ経典』解読講座にて、秘教を軸にして『ヨーガ・スートラ』を深く多角的に研究・解説されています。
・神尾先生HP/プロフィール https://aquarius-g.com/es-school/es-president/
『カルマ・ヨーガ』輪読会の詳細・お申込み
『カルマ・ヨーガ』輪読会は5月~7月まで全部で6回、
時間は火曜夜・水曜午前・土曜夜から選ぶことができます。
輪読会の中で、感想のシェアタイムや瞑想タイムもあるそうです。
参加しやすい料金で、無理に発言する必要もなく、聞いているだけでも大丈夫とのこと。
忙しいと読書も後回しになってしまいますが、こういう機会があると嫌でも読めるのでいいですよね。笑
詳細のご確認・お申込みはこちらからできます。
https://aquarius-g.com/2023/04/14/2305yoga/
僕は火曜の夜に参加予定です。ぜひ一緒に学びましょう!
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