こんにちは!森川です。
この記事では、「王のマントラ」と呼ばれるガヤトリ・マントラについてご紹介します。
ガヤトリ・マントラ
ガヤトリー・マントラは、古代インド最古の聖典『リグ・ヴェーダ』(紀元前1500年〜1200年頃)に収められたマントラで、「宇宙の根源の光」を呼び覚ます祈りとして知られています。
太陽神(スーリャ)のエネルギーに呼びかけるマントラ、ぜひ唱えてみてください。
Om bhūr bhuvaḥ svaḥ
tat savitur vareṇyaṃ
bhargo devasya dhīmahi
dhiyo yo naḥ prachodayāt
オーム
ブール ブワッ スヴァハ
タット サヴィトゥル ヴァレーンニャム
バルゴー デーヴァッスヤ ディーマヒ
ディヨー ヨー ナッ プラチョーダヤート
意味
オーム
地・中間界・天界の三界に満ちる宇宙の根源よ、
私たちは太陽のような神聖な光を瞑想します。
その光が、私たちの心を正しく導き、叡智を目覚めさせますように。
ガンジーも唱えたマントラ
マハトマ・ガンジー

絶え間なくガヤトリ・マントラを唱えることは、病を癒し、霊的進化に非常に有効である。
落ち着いた気持ちで、心を込めて唱えることで、いかなる試練や逆境も乗り越えることができる。
ラマナ・マハリシ

ヨーガの科学においては、マントラの科学がもっとも価値ある。
マントラの力は、人々を計り知れない成功に導く。
ガヤトリ・マントラは、物質的、精神的な恵みを与えるマントラである。
サティヤ・サイババ

このマントラには、無限の力が秘められている。
このマントラは、宇宙に響きわたる真言なのだ。
太陽神は神々を支配しているのだから、ガヤトリ・マントラには無限の力がある。
その力はまことに驚くべきものだ。
パラマハンサ・ヴィシュワナンダ師による解説
ここにあるのは、最も卓越したマントラのひとつです。
もちろんサンスクリットには多くのマントラがありますが、
「王のマントラ」と称されるのがガヤトリ・マントラです。
私たちの日々の祈りの多くは、ガーヤトリー・マントラなしでは完結しません。
ガーヤトリーは「深い導き」を持ちます。
ここで言う「ガヤトリ」は、人ではなくマントラそのものを指しています。
あなたがよくご存じのように、マントラの力、
そしてガヤトリ・マントラの意味には計り知れない深さがあります。
まず「オーム(ॐ)」です。
これは宇宙的な音であり、全てがそれによって振動しています。
そして、実はあらゆるものは「オーム」そのものなのです。
内面の沈黙の中でただ「オーム」と唱える、
その響きと共に、呼吸や第三の眼にそれを合わせると、まさに神そのものを体現します。
『バガヴァッド・ギーター』第6章(瞑想の章)にも記されています。
オームを唱えること自体が、至高者と何ら違いません。
その状態、それがあなたの存在であり、創造そのものの満ち満ちた状態なのです。
まるで夜明けのように、暗闇が消え、光が現実を照らしてくれます。
心の眠り、マインドの薄明の中にいたとしても、
ガーヤトリー・デーヴィー(女神)はこのマントラの中で知性を光らせてくれるのです。
たとえ知識があっても、それは「悟り」にはなりません。
私たちはこのマントラの中で「私の知性を啓発してください」と祈るのです。
そうすることで、ハートが目覚め、真の叡智がそこに埋め込まれます。
そうでなければ、マインドやエゴが忍び込み、混乱に陥ってしまいます。
『バガヴァッド・ギーター』第6章3節でも、
「悟りへの憧れを持つ者が努力しなければならない」と説明されています。
努力なしに高みは得られません。
それは、至高の喜びや“悟り”の状態に至るための道であり、
努力と行動(サーダナ)があってこそ辿り着けるものなのです。
一方で、既に至高の境地を得た者は、安らぎの中に座し、心を完全に制御しています。
まるで調教された馬のように、心が制御されれば、好きな時にどこへでも導き、任せることができるからです。
これは正に“心のマスター”です。
だからこそ、ガヤトリ・マントラを唱えるときには、
「どうかデーヴィー(女神)、私の知性を啓発し、心を制御させてください。
あなたの御足へと、確かに届く魂になりたいのです」
という謙虚な祈りを込めて唱える必要があります。
このマントラの振動は、ただ唱えるだけでなく、私たちの身体やDNAのレベルで共鳴し、周囲の自然界──湖に棲む魚や木々、他者の心にも、知らず知らずのうちに良い影響を与えるのです。
あなたの祝福ある詠唱は、他者にも恵みをもたらします。