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スピリチュアルな利己性と自己満足

選挙期間になると、アリス・ベイリー著『秘教治療(Esoteric Healing)』に書かれている内容を思い出します。

そこでは、社会に本来あるべき循環や分かち合いがなされておらず、

社会全体も人類全体も、そして個人もまた、血液の循環に例えられるような「流れの病」に陥っていると述べられています。

社会と個人はフラクタル(相似的)な構造であるため、社会の循環が滞っていれば、個人の肉体的な循環もまた滞るというわけです。

そして、そのような集団的病理から「影響を受けていない」ように見える人々が、

必ずしも霊的に優れているのではなく、実は「霊的な利己性と自己満足」に陥っていることが多いとされています。

一般的な「スピリチュアル」の世界では、社会的な問題に目を向けず、
「自分を整えること」や「周波数を上げること」だけに集中する傾向がよく見られます。

けれども、社会との関わりを避け、個人の内面だけに閉じこもる態度は、この「霊的な利己性」の典型例と言えるのではないでしょうか。

ときに、スピリチュアルが商業化され、知性を骨抜きにし、政治や社会問題への無関心を助長する構造があることにも、私たちは気づく必要があります。

これは一種の操作とも言え、意図的に人々を内向きにさせることで、変革の力を奪う仕組みとして働いている場合もあります。

僕自身、長年にわたり瞑想やヨガの実践を続けてきましたが、巷で流行しているスピリチュアルに違和感を覚えることがよくありました。

最近になって、それがこの「霊的な利己性と自己満足」への違和感だったのかもしれないと気づきました。

人類全体もまたひとつのグループ意識でつながっている存在です。
その一部である自分の気づき、行動、意識が、全体に影響するという視点を忘れず、
できることをしていくことが大切だなと改めて感じています。

血は命であり、円滑な交流、円滑な分かち合い、正しい人間生活に必要なすべてのものの円滑な循環が、あるべき世界の特徴になるであろう。

今日はこのような状態にはなく、人類の肉体は病んでおり、その内的な生命は分裂している。

生命様相のあらゆる部分の間で円滑な循環が存在しておらず、分離、経路の閉塞、充血、停滞が見られる。

その病んだ状態、非常に重大であることが今では知られている悪の広がり、非常に深刻な(象徴的な意味での)「人類の血液」の病気に人類を目覚めさせるには、現在の凄まじい危機が必要であった。

この病気は、極めて激烈な処置――苦痛、苦悩、絶望、恐怖――によってしか癒すことができないほど深刻なものである。

治療家はこのことを覚えておき、弟子たち、すべての善良な人々、熱性家たちが、心理的、もしくは肉体的に、あるいはその両方に大被害をもたらす人類のこの普遍的な病気を分かち合っていると考えると良いであろう。

人類の病気に影響されないことは、霊的に優れていることを示すものではない。

それは単に、大師の一人が「霊的な利己性と自己満足の深い淵」と呼んだものであることを示しているだけである。

『秘教治療(上)p162』


「秘教治療(エソテリック・ヒーリング)」には、

「パーソナリティ、エゴ」的な癒しだけではなく、「魂」の癒し〜ヒーリングについて、

人間個人だけでなく、人類全体の癒し〜ヒーリングについて、書かれています。

難解な内容ですが、そのテキストを理解しようとマインドを使うことが一つの瞑想になります。

ご興味ある方はぜひ読んでみてください。

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