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小さな島のヒンドゥー寺院が人生を変える | パラマハンサ・ヴィシュワナンダとの体験談

グルデーヴとの出会い──ランサローテ島にて

ジャイ・グルデーヴ! 私の名前はパドマヴァティです。
私はパラマハンサ・ヴィシュワナンダの帰依者で、スペイン出身です。

生まれはカナリア諸島の一つ、グラン・カナリア島ですが、
もう 30 年以上、ランサローテ島に住んでいます。

このランサローテ島は素晴らしい場所で、
グルデーヴはここで何度も「五大元素のリトリート(Five Element Retreat)」を開催されました。

そして、こうおっしゃったのです。
「地球上で、この母なる大地の上で、五元素が生きている場所のひとつだ」と。


OM チャンティングから始まったつながり

グルデーヴと初めて会ったのは 2012 年、ここランサローテでした。
誰かが OM チャンティングに招待してくれて、その後のサットサンで、私はグルジに出会ったのです。

そこから少しずつ関係が始まり、人生が変わりはじめました。


グルジからの突然の提案──寺院を建てる

それからおよそ3年後、多くのことが起きたのですが、
ある日グルデーヴが突然ランサローテにプライベートで訪問され、

「アーシュラムをここに建てることは可能か?」と聞かれました。
みんな「えっ?!」と驚いていると、すぐに「いや、寺院の方がいいな」とおっしゃったのです。
私たちは「はい、グルデーヴ!」と答えました。

そして 2016 年、私はグルジに「場所が見つかりました!」と報告しました。
するとグルジは、「じゃあ、君たちは寺院を持つことになるね!」と。
私は「えっ、私がですか? グルジ、あなたが欲しいのですか?」と聞くと、グルジは「そうだ」と答えられました。

そして、最初は「シヴァとヴィシュヌ」とおっしゃり、次に「シヴァとクリシュナ」と、
最後には「ギリダーリー(Giridhari)とシヴァリンガム」とおっしゃいました。

2017 年 12 月、グルデーヴご自身の手で寺院が奉納されました。


儀式への変容と“息子”としての神像

私は元々、儀式にまったく関心のない人間でした。
瞑想やアートマ・クリヤ・ヨーガ──それは大好きでしたが、儀式なんて……という感じでした。

だから、毎日どうやって儀式を行えばよいのか、何をすればよいのか、まったく分かりませんでした。

でもグルジはおっしゃったのです。
「そう、毎日行うんだ! ギリダーリーにはアビシェーカム(沐浴の儀式)が必要だ。
赤ちゃんと同じように、毎日お世話をして、食事を与え、清めてあげるんだ」と。

寺院が奉納されたその日、グルデーヴは夫と私にこう言いました。
「今日から、ギリダーリーはあなたたちの息子です」と。

その時、私は「わあ!」と驚きましたが、
夫カルロは「君が面倒を見て」と言いました(笑)。
彼は儀式には関心がないけれど、必要なことはいつでもサポートしてくれます。

こうして、この関係が始まったのです。


日々の奉仕と仲間の増加

毎週月曜日には、シヴァリンガムにアビシェーカムを行います。
このシヴァリンガムは「パンチャムカ・シヴァリンガム(panchamukha)」といい、五つの顔を持っています。
東西南北、そして上向きの一面──この特別な形です。

ギリダーリーのムールティ(神像)は、グルジご自身が選ばれました。
とても大きくて、寺院はとても小さい! 実際に見に来れば分かりますよ(笑)。

私はそれまでシヴァとのつながりはありましたが、クリシュナとはそうではありませんでした。
「クリシュナ? ああ、名前は知ってるけど……」という感じでした。

でも、ギリダーリーはまったく新しい存在で、少しずつ、でも確実に、私の中でその存在は大きくなっていきました。

今ではもう、「ギリダーリーはいつもそこにいる!」と感じています。


ギリダーリーのリラとゴーヴァルダナ山

寺院の前には、美しい山があります。
それはまるでゴーヴァルダナ山のようです。

ギリダーリー(Giridhari)とは、クリシュナの幼少期の姿のひとつで、特に「ゴーヴァルダナのリラ」に由来しています。

ヴリンダーヴァンの村人たちは、インドラ神を崇拝して雨を祈っていましたが、
幼いクリシュナは「なぜインドラを崇めるの? 牛たちを養ってくれるのはゴーヴァルダナ山だよ!」と説きました。

人々はクリシュナの言葉に従い、インドラを崇拝しなくなったため、
怒ったインドラは激しい嵐を送りました。

そのとき、クリシュナは右手の小指一本でゴーヴァルダナ山全体を持ち上げ、
動物も人もすべての者がその下に避難し、7日7晩持ち上げ続けました。

最終的に、インドラは彼の神性を認めて謝罪しました。

ギリダーリーは、私たちすべて──動物を含む──を守る存在です。
そして同時に、私たちの中にある「プライドとエゴ」を打ち砕く存在でもあります。

霊性の道において、エゴとプライドは最大の障害です。
ギリダーリーはそれを優しく、けれど確実に磨き上げ、砕いてくださるのです。


ランサローテにある理由──ただ“彼”だけが知っている

ランサローテ島は小さいけれど、多文化的な島です。
ヨーロッパからはもちろん、南アメリカからも多くの人が移住しており、さまざまな文化が混ざり合っています。

最初のうちは、OM チャンティングには人が集まっても、
寺院や儀式にはあまり興味を持たれませんでした。

でも、少しずつ、年を重ねるごとに、まるで種を蒔いたように広がり、
今では少しずつ人々が集まるようになっています。

グルジがこの地に寺院を望まれたとき、
私は「でも、ここには帰依者はあまりいません」と答えました。
当時は私たち3人、あるいは私一人しかいなかったのです。

OM チャンティングに参加する人々はいたけれど、帰依者は多くありませんでした。

それなのに、なぜ彼──グルデーヴあるいはギリダーリー──が
ここにいることを望んだのか、私には分かりません。

ただ、スピリチュアルな道ではこう言われています。
「寺院がある場所は、強いエネルギーの集中点である」と。

彼だけが、その理由を知っておられるのです。

この島に来れば、そのエネルギーを感じられますよ。

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