霊的実践としてのアファメーション

アファメーション

こんにちは!森川です。

前の記事では、コーチングや、スピリチュアルでも使われる「アファメーション」について、
タイムウェーバーとも関連する、量子力学的な側面からの見方をご紹介しました。

今回はパラマハンサ・ヨガナンダの書籍「科学的な癒しのアファメーション」の内容をご紹介しながら、
アファメーションを、霊的実践としての側面から、見ていきたいと思います。

パラマハンサ・ヨガナンダは、20世紀を代表する精神的指導者の一人です。

彼の教えは、東洋の古代の知恵と、西洋の実践的なアプローチを融合させた独特のものでした。

その中の一つに、アファメーションの実践があります。

ヨガナンダの教えにおけるアファメーション

ヨガナンダにとって、アファメーションは単なる前向きな言葉の繰り返しではありません。

それは、意識的に選択された言葉や思考を通じて、私たちの潜在意識に働きかける強力な技術です。

彼は、私たちの思考と言葉には強力な力があると語っています。

言葉とは、人に内在する神(スピリット)です。
誠意や信念、信仰や直感に満ちた言葉は、波動でできた高性能爆弾のようなもので、ひとたび爆発すると、障害の岩山を粉砕し、望ましい変化を引き起こすことができます。

唱えるアファメーションを選び、最初に全文を大きな声で唱え、それから段々声を小さく、ゆっくり唱えるようにしていき、最後にはささやき声になるようにします。

そして、徐々に舌や唇を動かさずに心の中だけで唱え、途切れることのない深い集中――無意識状態に陥るのではなく、深い思いが途絶えることなく続く状態――に達したと感じるまで続けます。

心の中でアファメーションを唱え続け、さらに深いところまで達すると、ますます大きな喜びと平安を感じるようになります。

深く集中した意識状態では、アファメーションは潜在意識の流れに溶け込んでいきます。
するとアファメーションは、習慣の法則を通じてあなたの意識(顕在意識)に影響するような力を持って戻ってきます。

平安の思いがますます高まるにつれて、アファメーションはより深く、超意識の領域にまで達し、無限の力を携えて戻ってきて、あなたの意識に影響を与え、望みを叶えてくれます。
疑わなければ、あなたはこの科学的な信仰の奇跡を目撃することになるでしょう。

心と体に作用するアファメーション

ヨガナンダは、潜在意識に隠れた根を引き抜くことで、病気が治る場合もあるとも語ります。

憂鬱または幸せな思い、短気または平穏な想念は、それぞれが脳細胞にかすかな溝を彫り、病気あるいは健康に向かう傾向を強めていきます。

潜在意識下で習慣となった、病気あるいは健康に関する考えは、心身に多大な影響を及ぼします。
なかなか治らない病気は、精神的なものであれ肉体的なものであれ、必ず潜在意識に深い根を持っています。
その隠れた根を引き抜きさえすれば、病気が治る場合もあります。

ですから、すべてのアファメーションは、充分強く心に刻みつけるよう意識しながら唱え、潜在意識に浸透させなければなりません。
するとアファメーションの影響を受け取った潜在意識は、今度は自動的に意識(顕在意識)に影響を及ぼすようになります。
強く意識して唱えられたアファメーションは、このように潜在意識を媒介として、心と体に作用するのです。

さらに強力なアファメーションになると、潜在意識だけでなく超意識――奇跡を起こす力がつまっている魔法の貯蔵庫――にまで届きます。

繰り返すことの重要性

「科学的な癒しのアファメーション」の中で、アファメーションを心を込めて繰り返し唱えることや、信念を抱くことが語られています。

本書に載せたアファメーションは、魂の霊感が込められている種です。
この種を、超意識の平安という土壌に蒔き、信念と集中力という水をやって、種の発芽を促す波動を心の内につくり出さなければなりません。

アファメーションの種を蒔いてから、 実を結ぶようになるまで、 多くの過程を経なければなりません。
望んだ結果を得るためには、種が育つのに必要な条件をすべて満たす必要があります。
アファメーションの種は、命の宿る種でなければならず、疑いや、落ち着きのなさや、不注意のような傷があってはなりません。
この種を、集中して、心をこめ、穏やかな気持ちで、頭と心に蒔くべきです。
そして、常に深く新鮮な気持ちで繰り返し唱えることや、限りない信念を抱くことで、種に水を与え続けなければなりません。

機械的な繰り返しにならないよう、気をつけなさい。
聖書の中にも、このことを戒めているのが見られます。 「あなたは、あなたの神である主のみ名を、みだりに唱えてはならない。」(『出エジプト記』 20章7節)

たった一度命じただけで、心の中で強く望んだだけで、 自分の体の細胞を変化させ、そして自分の魂をゆり動かして奇跡を起こすそのような力が得られるようになるまで、 アファメーションを力強く、 誠意を込めて、断固として繰り返しなさい。

ヨガナンダが伝えたアファメーション

「科学的な癒しのアファメーション」の中には、様々なアファメーションが載っています。
ぜひ本書を読んでみてください。

癒し全般に用いるアファメーション
思考の力を用いるアファメーション
意志の力を用いるアファメーション
英知を得るためのアファメーション
物質的成功を得るためのアファメーション
霊的成功を得るためのアファメーション
精神的成功を得るためのアファメーション
目のためのアファメーション
性欲の制御方法、純潔のためのアファメーション
悪習を直す、自由を得るためのアファメーション
聖なる父への祈り

アファメーションの実践方法

書籍にはより具体的な唱え方が載っていますが、大まかには以下のように実践することが推奨されています。

1. 必要としている内容のアファメーションを選びます。

2. 背筋をまっすぐにして座ります。

3. 目を閉じ、視線をそっと眉間に上げ、その位置に集中させます。

4. 深呼吸を三回繰り返します。体をリラックスさせ、静止した状態に保ちます。

5. 不安や、不信感や、心配を追い払います。

6. アファメーション全文を大きな声で唱え、それから段々声を小さく、ゆっくり唱えるようにしていき、最後にはささやき声になるようにします。

7. そして、徐々に舌や唇を動かさずに心の中だけで唱え、途切れることのない深い集中――無意識状態に陥るのではなく、邪魔されることのない思考が深く続く状態――に達したと感じるまで続けます。

8. 心の中でアファメーションを唱え続け、さらに深いところまで達すると、ますます大きな喜びと平安を感じるようになります。

まとめ

パラマハンサ・ヨガナンダのアファメーション・テクニックは、単なる言葉の繰り返しを超えた、深い霊的な実践です。

それは、私たちの内なる力を引き出し、人生を変革する可能性を秘めています。

日々の実践を通じて、私たちは自己の真の本質にさらに近づくことができます。

ヨガナンダの教えに基づくアファメーションの実践は、現代の忙しい生活の中でも、内なる平和と力を見出すための貴重な機会になると思います。

ぜひ、書籍を読んで実践をしてみてください。

また、タイムウェーバーでも、ヨガナンダのアファメーションから自分に必要なものを調べることができます。

ご興味のある方はセッションの際にお申し付けください。

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