沖縄県石垣市に「ベンジャミン・クレーム ギャラリー」が新たにオープンするということをお聞きしました。
ベンジャミン・クレーム氏は秘教徒・画家であり、その教えを基盤にした活動を展開したことで知られる人物です。
彼が提唱した伝導瞑想や世界平和へのメッセージは、今も多くの人々に影響を与えています。
ベンジャミン・クレーム氏とは
ベンジャミン・クレーム氏(1922–2016)は、H. P. ブラヴァツキーとアリス・ベイリーの書で不朽の智恵の教えを学び、その教えをもとに、現代におけるスピリチュアルな進化や社会変革についてのビジョンを広めました。
彼の活動の中でも特筆すべきは、1974年に世界に紹介した「伝導瞑想」です。
クレーム氏は、この瞑想を通じて、より多くの人々が地球規模での奉仕活動に参加し、霊的な成長を遂げることを目指しました。
僕は書籍『伝導瞑想』の表紙に書かれていた「あなたにもできる世界への奉仕」という言葉を見て、瞑想で世界に奉仕ができるの?と思って読み始めました。
伝導瞑想をしない方も、書かれている内容は非常に学びになる内容で、とてもおすすめです。
動画もあります。
伝導瞑想とは
伝導瞑想は、カルマヨガ(奉仕)とラヤヨガ(エネルギーとチャクラ)を組み合わせた新しい形式のグループ瞑想です。
この瞑想は、世界のために役立ちたいと願う人々にとって、強力でシンプルな奉仕の手段であると同時に、実践者自身の霊的成長を促進する効果もあります。
この瞑想の最大の特徴は、地球に降り注ぐ宇宙的エネルギーを管理し、それを人類にとって有益な形で分配する「変圧器」として機能することです。
伝導瞑想のグループは、人類がこれらのエネルギーをより容易に吸収し、意識を進化させるための手助けをしています。
エネルギーの送り手として活躍しているのは、覚者方(マスターたち)です。
マスター方は高度な霊的エネルギーを地球に送り、人類が文明を築き、意識を拡大するための助けをされてきたことが秘教のテキストには書かれています。
現代のスピリチュアルで語られる、レムリア、アトランティス、アーリアといった隠された地球の歴史も、H. P. ブラヴァツキーの『シークレットドクトリン』で出てきたものです。
大祈願
伝導瞑想の中で唱えられる重要な祈りのひとつが「大祈願」です。
この祈願は特定の個人やグループのものではなく、全人類のためのものであるとされています。
唱えてみると非常にパワフルなマントラムだということが分かるかもしれません。
大祈願
神の御心の光の源より
光をあまねく人の心に流れ入れさせ給え
光を地上に降らせ給え神の御心の愛の源より
愛をあまねく人の心に流れ入れさせ給え
キリスト(如来)よ、地上に戻られ給え神の意志、明らかなる中心より
大目的が人の貧しき意志を導かんことを
如来は大目的を知り、これに仕え給う我らが人類と呼ぶ中心より
愛と光の大計画を成させ給え
悪の棲処の扉を封じ給え光と愛と力とをもて地上に大計画を復興させ給え
以上の祈願つまり祈りは特定の個人やグループのものではなく、全人類のためのものである。
この祈願の美しさと強さはそのシンプルさと、すべての人々が生来自然に受け入れている中心となる真理の表現にある。
その真理とは、私たちが漠然と神と呼んでいる知的存在の真理、すべての外的なものの背後にあり、宇宙を動かしている力が愛であるという真理、キリスト教徒がキリストと呼ぶ偉大なる個性が地上に現われ、私たちに理解できるようその愛を体現したという真理、この愛と知性が「神の意志」と呼ばれるものの結果であるという真理、そして、人類を通してのみ神の大計画が成し遂げられるという自明の真理である。
アリス・ベイリー
沖縄のベンジャミンクレームギャラリーについて
クレーム氏は現代のマンダラと呼ばれる絵画を多数描いています。
石垣島のギャラリーでは、マンダラ制作に進む前の油絵を中心に展示していくそうです。
石垣島もギャラリーも、行きたい^^
ベンジャミン・クレーム氏が提唱した伝導瞑想は、グループで行うもので、各地で開催されているのでご興味ある方は行ってみてください。
僕は今はグループでの瞑想には行っていませんが、毎日「大祈願」を唱えるようにしています。
ぜひ秘教の書籍も読んでみていただきたいです。
難解な内容ですが、「エソテリック・サイエンススクール」の神尾学先生が秘教を分かりやすく解説しています。
エネルギーの科学と呼ばれる秘教、瞑想やエネルギー医学に関心がある方はぜひ学んでみてください。
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